長崎アジサイ便り:第6回

境内を彩る100種のヤマアジサイ
隠元禅師ゆかりの禅寺「東明山 興福寺」は、江戸時代初頭の1624年(寛永元年)に、中国僧の真円により開山。在留中国人の惜しみない寄進によって完成した荘厳な伽藍は、県指定史跡に指定され国内外から高い評価を得ています。
毎年5月末から6月上旬になると、同寺の境内には100種類のヤマアジサイが惜しみなく飾られ、長崎初夏の風物詩として拝観者の目を楽しませています。
「朱に染まったあか寺」と「清楚な山紫陽花」とのコントラストは、あじさい寺と呼ぶに相応しい一幅の絵です。
紫陽花季2019の開催期間:5月24日(金)~6月9日(日)
入山料:300円 / 紫陽花パスポート500円(6月30日まで何回でも入山可能)
※「紫陽花季」終了後も(鉢植え)アジサイは展示されます。
基本情報
所在地 | 長崎市寺町4-32 |
拝観料 |
|
拝観時間 | 9:00〜17:00(年中無休) |
無料駐車場 | あり。山門前に3台分。 |
問合せ | ℡:095-822-1076(興福寺) |
備考 | 庫裡(くり)には素足で入室できません。ストッキング着用か靴下を持参ください。 |
「興福寺の歴史・伽藍・美しい写真」についてはコチラ!
紫陽花季 フォト集
興福寺では雄雌一対がそろっており、とても貴重。
※素足での入室はできません。
「興福寺のアジサイ」 まとめ
中島川会場とのアジサイ巡りをオススメします。
先代の住職から足かけ70年にわたって育てられたヤマアジサイは、境内を紫陽花模様に染め上げます。
シーボルトが著した『日本植物誌』によってヨーロッパに紹介されたのは、これらヤマアジサイの品種。今日一般的となった西洋種の原種は、素朴ながらも奥ゆかしい美しさヤマアジサイだったわけです。ながさき紫陽花まつりの人気会場「眼鏡橋・中島川」から興福寺までは500メートル、徒歩5分とほど近いので、一緒に巡るのを断然オススメします。
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