【2021全面中止】長崎ランタンフェスティバル
当初はイベントを控えた縮小開催の予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、【2021年度の長崎ランタンフェスティバルは全面中止】となりました。
(コロナ禍が収束した)2022年のランフェスでお会いしましょう!

「長崎の興福寺」は、江戸時代の在留中国人が、キリスト教徒でない証しとして建立した唐寺(とうでら)のなかの一つ。禅宗の一派「黄檗宗」の寺院です。
当時の在崎中国人は、日中貿易で得た莫大な財を惜しみなく寄進し、興福寺の開山を援助しました。そのため、中国の建築意匠を基調とした荘厳美麗な名刹として完工。その建築様式は、今日でも高い名声を得ています。
なのですが、長崎での観光コースから外す人が案外多く、本当にもったいない。文化財としての価値、そして鑑賞対象としても、京都の有名寺院に何ら劣らない「長崎の興福寺」。ランタン観光の際に訪れてもらえるよう、その魅力をお伝えします。
ランタンフェスティバル【2021】の日程
2月12日(金)~2月26日(金)
✔ランタン消灯時間:22時
基本情報
所在地 | 長崎市寺町4-32 |
拝観料 |
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無料駐車場 | あり。山門前に3台分。 |
問合せ | ℡:095-822-1076(興福寺) |
備考 | 庫裡(くり)には素足で入室できません。ストッキング着用か靴下を持参ください。 |
「興福寺の御朱印・お堂巡り」はコチラで!
「興福寺駐車場の場所」と「一方通行道路の回り方」
予備の駐車場「青空パーキング」
仮に満車だったら、興福寺最寄りの有料駐車場「青空パーキング」に停めてください(昼40分/100円と低料金です)。
(※場所は地図にマークしています。駐車場⇒興福寺までは距離200メートル。)
ランタンフェス限定の御朱印【日中限定】
中国で「福を招く」を意味する「倒福(逆さにした福)」が刻印された限定品です。
※納経料500円。御朱印をいただけるのは日中のみ。
【証拠写真】まるで名画のように輝く伽藍
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朱色の山門(興福寺の異名あか寺の由来) |
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花瓶と牡丹 | 隠元(いんげん)禅師 |
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「大雄宝殿(本堂)」と「刹竿(旗竿)」 |
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本殿の「大雄宝殿」は、国指定重要文化財(※国宝に次いで貴重とされる) |
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「原爆で傾いた柱」と「氷裂式組子の丸窓」、「黄檗天井」 |
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「媽姐堂」(県指定有形文化財) |
扉の穴が蝙蝠の形に | 春聯 |
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航海の神「媽祖さま」 |
夜の拝観は、ランタンフェスティバル期間「限定」
通常17:00までの拝観時間は、ランタンフェスティバルの期間中には、夜21:00まで延長されます。加えて、伽藍が幻想的にライトアップされ、ランタンが品よく飾り付けられます。
そのファンシーな光景は、さながら名画よう。
被写体としても最適
眩いばかりの「中島川公園会場」とは異なる、落ち着いた魅力を放つのが、500メートル先にある「興福寺会場」。もともと「眼鏡橋」は、興福寺の第2代住職「黙子如定」が架橋に携わっており、橋完工後は、寺の参道としての役割も担ってきました。 「興福寺」と「眼鏡橋」。ランタン会場での対の存在として、どちらもカメラに収めてはいかがでしょうか。同寺には、3台分の「無料駐車場」が山門前にあります。拝観料300円は、被写体としての価値を考えれば全然お得です。
興福寺で催される主なイベント
【1】歴史絵巻さながらの「龍踊り」
「長崎の龍踊り」の起源を紐解けば、江戸時代の在留中国人が五穀豊穣を祈願した雨乞い神事にもとめられます。それが長崎の民衆に伝わったのが始まりです。その後、長崎で独自のスタイルを確立し、現在まで継承されています。
ランラン期間中の土日、「興福寺境内で舞う龍踊り」は、江戸時代の歴史風景を再現した一大イベントとして、大変賑わいます。
とどのつまり、この江戸時代の絵画と同じ光景が、興福寺で見られるわけです。そのため、この光景を目にするために、龍踊り奉納時には、大観衆で溢れかえります。
コチラも是非お勧めです。
2020年開催日時
- 1月26日(日)
• 「琉球國祭り太鼓エイサー」 15:00~15:20
• 「龍踊り」 16:00~16:20
- 2月2日(日)
• 「龍踊り」 16:00~16:20
• 「琉球國祭り太鼓エイサー」 17:00~17:20
【2】「変面ショー」開催日時
- 1月26日(日)18:00~
- 1月31日(金)18:00~
- 2月1日(土)18:00~
- 2月2日(日)18:00~
「茶芸ショー」も同時開催。
【3】「媽祖行列」開催日時
※2020年は中央公園に変更されました。
ランタンフェスティバルの興福寺 まとめ
夜訪れるには時間が足りないという方は、日中でも推奨できます。
なお、本堂内には「金色の関帝(関羽)像」が安置されており、三国志ファンは必見です。
「豊穣な歴史」と「鑑賞価値に富んだ」名刹を、ランタンフェスティバルを好機にぜひご鑑賞ください。
「長崎ランタンフェスティバル2021」~達人が【見どころを神解説!】
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