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2020年3月に供用を開始した南島原市「口之津港ターミナル」。
その第一印象は「施設充実度がエっっっっぐ!!!!」
「フェリーターミナル」だけでなく、「口之津歴史民俗資料館」、「口之津支所」、「売店・食事処」、「観光案内所」、さらには将来的に「イルカウオッチング用桟橋」までを完備した一大複合施設として華麗にアップデート!
さっそく呱々の声をあげた新ターミナルを巡ってみましょう。
駐車場は広大

広っろ────────────ッ!
「場所はココ」【マップ】
ハートストーンを探せ!【玄関そば】
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カップルが触れると幸せになるような、ならないような「ハートストーン」。
✔では、1階からさるきましょう。








「観光案内所」、「おやみげも販売している売店」、「うどん屋」が軒を連ねます。買いそびれた島原みやげはココでGETできますYOー
✔お次はGO to 2階!






その幸せを運ぶキューピットが口之津港ターミナルがR。それも2個!
発見難易度が低いので、フェリーに乗船する前にチャチャと探し出してくださいな。元ネタはコチラ!【長崎新聞記事】
✔では、1階からさるきましょう。
「待合室」はオーシャンビュー!

前方の前面ガラスから口之津港をガン見し放題!
椅子の感覚、違った間隔もプライバシー☆ディスタンス!



✔お次はGO to 2階!
2階テラスからの眺望


燦々と視界に入る光景がもはや神話の世界!(大袈裟クソ野草)
吹き抜けからのパノラマが見惚れる美しさ。
「口之津歴史民俗資料館」【大人200円】

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戦国時代から江戸時代初頭の「南蛮貿易港時代」から、明治時代の「石炭中継港時代」、そして悲哀に満ちた「からゆきさん」までの口之津史を、映像・写真・ジオラマ・表など豊富に展示(基本撮影禁止。記念撮影用の南蛮人パネルのみをパシャリました)。
口之津各所には、南蛮貿易港時代のモニュメント・記念碑が建立されているので、興味のある方は是非巡ってください。
ちとうんちくを述べれば、わが国の南蛮貿易港として長崎・平戸があまりにも有名ですが、口之津もそれらに劣らない貿易拠点として栄えました。その必然として、南島原には教会・セミナリオなどが建立され、キリスト教信仰の一大拠点化します。
島原の乱が口之津をはじめとする南島原で火の手があがったのは、偶然の産物ではなかったのです。
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へんな愉快な南蛮人「ベイガ船長」(満476歳/身長3m)にもランデブーするのだ!
※口之津港ターミナルそばのバスターミナルに立っており、ボタンをポチッたらポルトガル語で語りだします。
忘却してはならない負の歴史「からゆきさん」
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「海の資料館」 | 「天如塔」 |
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「天如塔からの風景」 |
「からゆきさん」とは、江戸時代末から昭和初めまで海外で出稼ぎ渡った女性労働者を指し、島原半島や天草出身者が多数を占めたことで知られます。からゆきさんの職種は多岐にわたり、一般にイメージされる「からゆきさん」=「売春婦」では決してありません。ただそうであっても、望まない性産業に従事し、短い生涯を閉じた女性が実在したのは歴然たる事実であり、わが国の負の歴史として忘却してはならないでしょう。
「口之津歴史民俗資料館」と、同じ口之津にある「海の資料館」では、からゆきさんの写真や直筆の手紙などを展示しています。
また、島原市には、そうしたからゆきさんの寄進により弁天山大師堂「天如塔」が建立されています。数年前、「天如塔」を撮影していると、ご住職のご厚意で「天如塔」に登らしていただきました。そこでからゆきさんの歴史についてご教授いただき、鬼籍に入ってもなお日本人から差別を受け続けた真実に触れ、落涙が止まらなかった記憶が想起されます。






脱線しぱなっしだけど、最後は天草の教会で〆



口之津港から天草鬼池港を結ぶ 「フェリーくちのつ」、「フェリーあまくさⅡ」にマイカーを乗船させ、天草GO!
世界遺産の「天草の﨑津集落」や白亜の「大江教会」をドライブがてらに満喫しましょう。以上となります。天草にお出かけの際はちょっと早めに口之津港に到着して、ターミナル内の施設をめぐることをオススメしまっす!
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