· 平和祈念像 · 原爆資料館 · 原爆落下中心碑 など主要な施設・モニュメントを、【効率よく巡るルート】を長崎人がご紹介します。 【ルートマップ付】
効率的な【ルートマップ】
本稿紹介の見どころ全マーク (銅像などのモニュメント群を除く) 【現地到着後に活用ください】
住所:長崎市松山町
電話番号 095-829-1162(長崎市土木部総務課)
目次
要チェックPOINT
「長崎原爆資料館」 | 「原爆落下中心碑」 |
「平和祈念像」 | 「浦上天主堂」 |
- 所要時間:最低60分。
「長崎原爆資料館の滞在時間」で大きく左右されます。
- コース案内
⇓ 「追悼平和祈念館」
⇓ 「原爆資料館」
⇓ 「原子爆弾落下中心地碑」
⇓ 「平和祈念像」
⇓ 「浦上天主堂」を遠望(天主堂の見える丘)
など。 ※メジャーな施設・モニュメントを効率的に網羅。 - アクセス方法:
· 路面電車
· 乗用車
に対応。
アクセス手段【車&路面電車】
「共通のスタート地点」国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の水盤 |
【乗用車】
「原爆資料館 駐車場」へ。
最初の1時間/100円と格安(その後30分毎に+100円)。
スタートの「長崎原爆死没者追悼平和祈念館」に最寄り。 住所:長崎市平野町7
【路面電車】
「平和公園 電停」で降車。
「平和公園 電停」降車後、信号を渡り「右折」。 平和公園に入園し、最奥の「長崎原爆死没者追悼平和祈念館の水盤」を目指してください。 |
✔以下、名所ルートの解説です。
【1】「長崎原爆死没者追悼平和祈念館」
「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」の地上部は、黒御影石製の直径29メートルの水盤と強化ガラスによって構成。
夕暮れになると、水盤の底に埋めこまれた約7万個の光ファイバーが点灯し、厳かな雰囲気が辺りをつつみこむみます。水盤の底で灯される数は、1945年末までの推計死没者数と同一であり、死没者の御霊へ追悼をささげる鎮魂の場へと一変します。水盤から階段を降り、入館してください(拝観無料)。
すべての原爆死没者の方々の追悼と平和祈念を行う施設として、
追悼空間(写真)
遺影・手記閲覧室
平和情報コーナー
など、多種多彩な平和と祈りの空間から成り立っています。
住所 | 長崎市平野町7番8号 |
拝観料 | 無料 |
開館時間 |
8:30~17:30【4月1日~30日】 8:30〜18:30【5月1日〜8月31日】 (8月7日〜9日:8:30〜20:00) 8:30~17:30【9月1日〜3月31日】 |
電話番号 | 095-814-0055 |
✔「長崎原爆死没者追悼平和祈念館」から「長崎原爆資料館」へそのまま入館できます(拝観料200円)。
【2】「長崎原爆資料館」
投下に至るまでの経緯、
あくなき核兵器競争の歴史、
核なき世界への切望
などに関する膨大な資料を展示し、核兵器廃絶と世界恒久平和への学習の場を提供しています。
住所 | 長崎市平野町7-8 |
拝観料 | 【一般】200円 【小・中学生・高校生】100円 【減免】障がい者手帳所持者無料など。 |
開館時間 | 8:30~17:30【1~4月、9~12月】 8:30~18:30【5~8月】 8:30~20:00【8月7日~9日】 ※ 入館は閉館時間の30分前まで |
電話番号 | 095-844-1231 |
【3】「学びのゾーンのモニュメント群」
✔原爆落下中心地地区・祈りのゾーンへ
階段を降り、広場に入ると、
「被爆当時の地層」
「浦上天主堂遺壁」
「原爆落下中心碑」
「聖徳寺灯籠」
が並びます。
【4】「祈りのゾーンのモニュメント群」
反戦平和をテーマとするモニュメントの一部を掲載。
左から、「長崎誓いの火」、「平和の母子」、「平和を祈る子」、「被爆50周年記念事業碑」。
「被爆50周年記念事業碑」は、郷土彫刻家 富永直樹作。
【5】「下の川」
「長崎原爆資料館地区・学びのゾーン内」に入ると目に映る「下の川」。最高4,000度という想像を絶する原爆の熱線に焼かれた人々が、「水を」「水を」とうめきながら、この川に集まります。しかしその多くは、川の水を飲み、猛烈な喉の渇きを癒すとそのまま絶命しました。
そのため、下の川には累々と死体の堰が築かれ、凄惨を極めた光景がひろがります。
【6】「被爆当時の地層」
【7】「浦上天主堂遺壁」
1925年(大正14年)。
30年もの年月を要して創建されたロマネスク様式の大聖堂「旧浦上天主堂」。
しかし…。それからわずか20年後の1945年8月9日。 アメリカのB-29爆撃機からたった一発の爆弾が、松山町上空に投下。次の瞬間、核の炎と爆風の直撃をうけたこの壮麗な大聖堂は、一部の堂壁をのこす見るも無残な姿と変わりはてました。 原爆落下中心碑に隣接する「旧浦上天主堂の遺壁」は、この残された聖堂の南側の一部で、1958年に現在地に移築されたものです。
【8】「原爆落下中心碑」(グラウンド・ゼロ)
1945年8月9日午前11時2分。B-29爆撃機「ボックスカー」より投下された原子爆弾「ファットマン」が、長崎市北部・松山町の上空約500メートルで炸裂。
地無垢の人々が核の炎に包まれ、家や草木はもとより鉄筋コンクリート製の建物も倒壊させ、すべてが灰燼に帰しました。
1968年に完成した現在の原爆落下中心碑は、原爆が炸裂した上空を指し示す長方形の石柱がそびえ立っています。 その石柱の前には、原爆死没者名簿をマイクロフィルム化したものを、永久的に保存する原爆殉難者奉安箱を設置。そしてその周囲には、この地点から原爆の破壊が広がったことを示す同心円の小広場となっています。
【9】「聖徳寺灯籠」
1626年(寛永3年)に創建された「天王山法輪院聖徳寺」。原爆により伽藍は焼失し尽くしますが、一対の灯籠だけは健在でした。1949年(昭和24年)2月、原爆の惨状を伝えるものとして当地に移設されます。
✔「原爆落下中心地地区・祈りのゾーン」から「平和祈念像地区・願いのゾーン」へ
「原爆落下中心地地区・祈りのゾーン」から、国道脇の歩道に出ます。北側の横断歩道を渡り、「平和祈念像地区・願いのゾーン」へ入園してください。
【10】「松山町防空壕群跡」
「平和の歩道」エスカレーター側面に造成された、家庭用や町内用の「横穴式 防空壕群跡」。爆心地から約100mの至近距離に位置していたため、避難民のほとんどが無慈悲に死没されました。エスカレーター「平和の歩道」で、平和祈念像へと向かいます。
【11】「平和の泉」
核の爆炎につつまれた長崎では、地極絵図化した風景が一面にひろがりました。
4,000度もの熱線と猛烈な放射線・爆風をあびた人々は、体中が焼け焦げ、皮膚は破れただれながら、「水を…」「水を…」とうめきながら息絶えていきました。
そうした苦悶のうちに命尽きた原爆犠牲者に清涼な水を捧げ、その霊の冥福を祈り、そして恒久世界平和を祈念するために「平和の泉」が建立されます。毎年8月9日の平和祈念式典で献水に使われる聖水です。
夕刻から夜間にかけて、幻想的に平和の灯で照らされます。
平和の泉を見学後は、「平和祈念像」へ向かいましょう。
【12】「願いのゾーンのモニュメント群」
【13】「長崎刑務所浦上刑務支所跡」
爆心地に最も近い公共建築物だった「長崎刑務所浦上刑務支所跡」。務所内にいた職員19名、官舎居住者35名、受刑者及び刑事被告人81名(そのうち中国人32名、朝鮮人13名)の計135名全員が原爆により即死。現在では、原爆の惨状を伝える無言の証人として、建築物の基礎部分が保存されています。
【14】「平和祈念像」
長崎県下の島原半島出身で、わが国を代表する彫刻家「故北村西望」が、5年がかりもの製作期間を経て完成させた、高さ約10メートル、重さ約30トンにも達する巨像。
天を指さした右手は人類を滅亡へとみちびく原爆の脅威を、水平に力強く伸ばされた左手は恒久の世界平和を、まぶたを薄く閉じた表情は原爆犠牲者の冥福を祈る「平和祈念像」。
この祈念像は、ときに神の愛、ときに仏の慈悲を示し、人種・宗教のかきねを超越した唯一無二の存在として、世界平和と原爆犠牲者の鎮魂を祈り続けています。
【15】天主堂の見える丘からの「浦上天主堂」
平和祈念像見学後は、「天主堂の見える丘」から浦上天主堂を遠望しましょう。
まず祈念像の正面右手の通路から平和公園を出ます。すると右手に小広場が視界に入ります。
1962年(昭和37)には長崎大司教区の中核となる司教座聖堂(カテドラル)の座をそれまでの大浦天主堂から移譲。
1980年には、ローマ教皇として初来日するヨハネ・パウロ2世の訪問にあわせて、外装を赤レンガ造りとし、すべての窓をステンドグラスに改装する工事がおこなわれます。こうして旧天主堂の壮麗な面影がよみがった教会では、教皇ヨハネ・パウロ2世の司式による叙階ミサがおこなわれる栄誉にたまわりました。東洋最大級の天主堂は、夜の帳が降りると、光のカーテンに彩られます。
以上になります。 平和公園は原爆で犠牲になった方々を慰霊し、世界平和を祈念する場所です。 マナーを守りお静かに見学ください。
ただし、
参考URLなしの無断転載
SNS、YouTubeへの転載
画像の直リンク、リンクにrel=”nofollow”を記載
商用ポスターへの無断使用
(商用でなければ、相談に応じさせていただきます。)
以上は固くお断ります。
悪質な無断転載については、断固とした法的措置をとらさせていただきます。
(掲載している写真は全て筆者撮影です。特に表記がない限り、写真などの著作権は筆者に帰属します。)
長崎ブログーッ! | ||
| 長崎県の観光・お出かけ・グルメ情報を発信する個人ブロガー【月間30万PV達成】。モットーは「行く・撮る・食べる」。 | |
〈主な経歴〉 ■Yahoo! JAPANクリエイターズ トレンド/カルチャー部門 長崎市ライター【コンテンツ一覧】(1記事最高PV13,041 / 平均PV4,443[2022年12月5日時点]) ■長崎ケーブルメディア「なんでんカフェ」で、長崎ランタンフェスティバルの達人として出演(2020年2月3日放送)。 ■「ながさきプレス」2022年12月号のインフルエンサー特集で紹介される。 ■各種公的機関などに画像を提供。 ( ゚∀゚)o彡フォローォ!Follow @RnIl0GmXaS4l1dP |