マナーを守りお静かに見学ください。
要チェックPOINT
- 平和公園は、グラバー園より6キロと、長崎市中心街からやや距離がありますので、宿泊先や移動手段を考慮してください。
- ライトアップ時間:日没から夜22:00まで。入園は無料。公園内では、「平和祈念像」、「原爆落下中心碑」、「浦上天主堂(天主堂の見える丘より)」など主要なモニュメント、建築物がライトアップされます。
また説明版も照明が灯されますので、平和学習も可能。
- 「長崎原爆資料館」への夜間の入館は、特別な日を除きできません。
開館時間[1]• 8月7日~9日/8:30~20:00 (入館は19:30まで)
• 4月、9月~翌3月/8:30~17:30 (入館は17:00まで)
• 5月~8月/8:30~18:30 (入館は18:00まで)
• 休館日 12月29日~12月31日 - 平和公園の敷地面積は、18.6haと東京ドームの約4倍。くまなく巡るには最低一時間は必要です。そのため、見学には
• 「Aコース」 (公園内を隈なく巡るSPコース)
• 「Bコース」 (「平和祈念像」と「天主堂の見える丘」までの短縮コース)とに分けて紹介しますので、お好みのコースを目次でクリックし、内容を確認ください。
目次
【Aコース】: 「平和公園内を隈なく巡るコース」
地図上のコース【写真付き】
※現地を巡る際に活用ください。
【1】「長崎原爆死没者追悼平和祈念館 水盤」
「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」の地上部は、黒御影石製の直径29メートルの水盤と強化ガラスで構成されています。夕暮れになると、水盤の底に埋めこまれた約7万個の光ファイバーが一斉に点灯し、厳かな雰囲気が辺りを静かにつつみこむみます。
水盤の底で灯される灯りの数は、1945年末までの推計死没者数と同一であり、死没者の御霊へ追悼をささげる鎮魂の場となります。
【2】「長崎原爆資料館 屋上展望所」
ただ外灯がなく懐中電灯が必要なことと、夜景自体が大したことないことから、展望所まで行くのはオススメしません。
一応「屋上展望所からの夜景」写真を貼っておきます。専門記事はコチラ。
原爆落下中心地地区・祈りのゾーンへ
【3】「下の川」
【4】「祈りのゾーンのモニュメント群」
祈りのゾーンには反戦平和をテーマとするモニュメントが多数の配されています。その一部を掲載しておきます。
左から「被爆50周年記念事業碑」、「長崎誓いの火」、「母子像」。最初の「被爆50周年記念事業碑」は、平和祈念像を手掛けた故北村西望氏に師事した郷土彫刻家「富永直樹」氏制作の母子像です。
【5】「浦上天主堂遺壁」
30年もの年月を要して創建されたカトリック教会「旧浦上天主堂」。
大規模なキリシタン弾圧「浦上四番崩れ」を耐えきった浦上の信者たちは、主任司祭となったフレノー神父とともに、東洋一の教会堂を創建したようと、1895年(明治28)より建設に着手します。そして、1925年(大正14年)。フレノー師の急逝や、深刻な資金難など艱難辛苦に耐え、天にそびえる双塔を有したロマネスク様式の大聖堂「旧浦上天主堂」が、ついに日の目を見ることになりました。 しかし…。それからわずか20年後の1945年8月9日。 アメリカのB-29爆撃機からたった一発の爆弾が、教会から500メートル離れた松山町上空に投下されます。次の瞬間、核の炎と爆風の直撃をうけたこの壮麗な大聖堂は、一部の堂壁をのこす見るも無残な姿と変わりはてました。 原爆落下中心碑に隣接する「旧浦上天主堂の遺壁」は、この残された聖堂の南側の一部で、1958年に現在地に移築されたものです。
【6】「原子爆弾落下中心地碑(グラウンド・ゼロ)」
【Bコース】:「平和祈念像」と「天主堂の見える丘」を巡るコース
コース案内 ⇓ 『平和の泉』⇓ 『平和祈念像』⇓ 『天主堂の見える丘』(浦上天主堂を遠望)
地図上のコース【Bコース】
※現地を巡る際に活用ください。
【7】「平和祈念像地区・願いのゾーン入口」
【8】「平和の泉」
昭和20年8月9日午前11時2分、松山町の上空500メートルで原爆の閃光が走ります。 次に瞬間、核の爆炎につつまれた長崎では、地極絵図化した風景が一面にひろがりました。
最大4,000度もの熱線と猛烈な放射線・爆風をあびた人々は、体中が焼け焦げ、皮膚は破れただれながら、「水を…」「水を…」とうめきながら息絶えていきました。 そうした苦悶のうちに命尽きた原爆犠牲者に清涼な水を捧げ、その霊の冥福を祈り、そして恒久世界平和を祈念するために「平和の泉」が建立されます。
この泉の水は、毎年8月9日の平和祈念式典で献水に使われます。
平和の泉を見学後は、「平和祈念像」へ向かいましょう。
【9】「願いのゾーンのモニュメント群」
「願いのゾーン」では、世界各国から寄贈された数多くモニュメントが配置されています。ライトアップされていませんが、公園の外灯で鑑賞可能です(左より「長崎の鐘」、「平和」、「乙女の像」)。
【10】「平和祈念像」
長崎県下の島原半島出身で、わが国を代表する彫刻家の一人である故北村西望が、5年がかりもの製作期間を経て完成させた、高さ約10メートル、重さ約30トンにも達する巨像。
平和祈念像のポーズと表情には、深い意味がふくまれています。天を指さした右手は人類を滅亡へとみちびく原爆の脅威を、水平に力強く伸ばされた左手は恒久の世界平和を、まぶたを薄く閉じた表情は原爆犠牲者の冥福を祈っています。
この祈念像は、ときに神の愛、ときに仏の慈悲を示し、人種・宗教のかきねを超越した唯一無二の存在として、世界平和と原爆犠牲者の鎮魂を祈り続けています。2019年7月8日に夜間ライトアップがリニューアルされました。光量がアップし、広場から祈念像に向かって、LED電球による柔らかな光の道が通じています。
【11】天主堂の見える丘から一望する「ライトアップされた浦上天主堂」
平和祈念像見学後は、「天主堂の見える丘」から浦上天主堂を遠望しましょう。
まず祈念像の正面右手の通路から平和公園を出ます。すると右手に小広場が視界に入ります。ここが「天主堂の見える丘」です。祈念像から数分で着く場所にも関わらず、案外知られていない穴場です。専門記事はコチラです。
「浦上天主堂」は毎夜、日没から夜10:00までライトアップされます。敷地内から見学可能ですが、観光客は駐車できません。
1962年(昭和37)には長崎大司教区の中核となる司教座聖堂(カテドラル)の座をそれまでの大浦天主堂から譲り受けます。
1980年には、ローマ教皇として初来日するヨハネ・パウロ2世の訪問にあわせて、外装を赤レンガ造りとし、すべての窓をステンドグラスに改装する工事がおこなわれます。こうして旧天主堂の壮麗な面影がよみがった教会では、教皇ヨハネ・パウロ2世の司式による叙階ミサがおこなわれる栄誉にたまわりました。
「夜の平和公園」 まとめ
交通アクセス
有料駐車場
「Aコース」(平和公園内を隈なく巡る)の一押し:「長崎西洋館 駐車場」駐車場から追悼平和記念館までは、やや分かりにくいので、以下の「地図上の位置・原爆死没者追悼平和祈念館へのルート」リンクをよくご覧ください。
長崎西洋館 駐車場 収容台数210台(長崎県長崎市川口町13-1) 地図上の位置・原爆死没者追悼平和祈念館へのルート | • 営業時間:8:00~23:00 • 30分毎/100円(※西洋館の店を利用では、1時間無料) 平日8時~20時 最大800円(土・日・祝を除く) |
「Bコース」(短縮コース)の一押し:「パークイン平和公園」
(長崎市松山町7-17) 地図上の位置・平和祈念像までの歩き方 | 24時間営業 • 8:00~22:00 ⇒ 30分/100円 • 22:00~翌8:00 ⇒ 60分/100円 |
路面電車
「Aコース」(平和公園内を隈なく巡る):最寄りの電停 「原爆資料館」 「電停」⇒「長崎原爆死没者追悼平和祈念館」への歩き方「Bコース」(短縮コース):最寄りの電停 「平和公園」 「電停」⇒「平和祈念像」への歩き方
グルメ
写真は、豪華絢爛な具材が自慢の「海鮮ちゃんぽん(旧ソボロ)」。鶏ガラのコク豊かなスープに、もっちりなちゃんぽん麺による本格派の味わい。
皿うどん、各中華料理も揃っており、メニューも豊富です。無料駐車場完備。営業時間 昼:11:30 ~ 15:30(LO 15:00)
夜:17:00 ~ 21:00(LO 20:30) 定休日:火曜日
基本情報
所在地 | 長崎市松山町 |
ライトアップ期間/時間帯 | 無休 / ライトアップは夜10:00まで |
公式サイト | 長崎市│平和公園 |
長崎のライトアップSPOT全網羅!【ALL15選】
「グラバー園」・「眼鏡橋」・「出島」・「平和公園」etc。知ってました?長崎の観光名所のほとんどが夜間ライトアップされることを。その「点灯時間」、「入園料の有無」などをズバッとまとめました!【 画像をクリック!】
脚注・出典
↑ 1. | • 8月7日~9日/8:30~20:00 (入館は19:30まで) • 4月、9月~翌3月/8:30~17:30 (入館は17:00まで) • 5月~8月/8:30~18:30 (入館は18:00まで) • 休館日 12月29日~12月31日 |