長崎街道が通る東長崎地区中里町に、「古賀人形」を制作する小川家宅があります。その家前には、棚の長さ15メートルのフジ棚がひと際目につきます。
元々当地は、長崎街道を往来する諸大名や旅人が休憩するための茶屋で、フジと古賀人形が彼らの旅情を慰めてきました。つまりこのフジは、江戸時代からずっと街道沿いの歴史を眺めてきたわけです。
現在でも4月下旬~5月上旬にかけて、薄紫色の花房がカーテンのように垂れ下がり、道行く人々の注目を一身に浴びます。
歴史に根差したフジ棚



アスファルト舗装された道路に長崎街道時代の面影は残っていませんが、小川家を初めとする道路に面する民家の家々は、格式を感じる外観となっています。

日本三大土人形の一つ「古賀人形」は、小川家が文禄元(1592年)から制作している由緒深きもので、京都の伏見人形、宮城の堤人形と並び称されます。
なお、裏の工房で人形制作の見学が可能。購入もできます。
バス停と交差点に残る長崎街道の足跡
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まとめ~長崎市内のフジ鑑賞ならココで。
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ただ、フジは公園内ではなく、あくまで民家前にあるものです。そして専用駐車場もありません。
節度をもって見学ください。
参考サイト:
• 古賀の藤棚 長崎市中里町 – みさき道人 ”長崎・佐賀・天草etc.風来紀行”
•「ナガジン」
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