※この記事は2019年12月時点の情報をもとに執筆しています。
雲仙へのアクセス 概略
まず「長崎空港経由」だと、バスの乗り継ぎが必要。
次いで「高速道路経由」になると、最寄りの諫早ICから約30キロ以上の遠距離です。つまるところ、遠方からのアクセスは良好とはいえません。そのなかで最適・最安なアクセス手段をズバッと解説します。
必見チェックpoint
雲仙地獄 | 仁田峠 | 雲仙岳 |
雲仙とは:島原半島の中央にそびえる「雲仙岳」[1]特定の山を指すのではなく、20以上の山々から構成される総称 。その中腹から高地にかけて分布する
- 標高約700メートルの「雲仙地獄」と「温泉街」(雲仙観光の拠点。宿泊・グルメ施設はココに集中)。✔本稿における用語上の「雲仙」は、この「雲仙地獄・温泉街」を指します。
- 標高約1100メートルの「仁田峠」(雲仙ロープウェイが運行。ミヤマキリシマ・紅葉の名所)。
- 標高約1300メートルの「雲仙岳の山々」(「普賢岳」、「平成新山」、「国見岳」など三峰五岳の総称。登山の名峰)。
「1⃣ 雲仙地獄・温泉街」⇒「2⃣ 仁田峠」までのアクセス方法
• 車: 仁田峠循環道路 ⇒ 駐車場 (通行料100円。駐車料金無料)
• 乗合タクシー: 大人片道430円 (1日3便。30分前の要予約制。詳細はリンク先で)
• 徒歩: 1時間
となります。3⃣の「雲仙岳の山々」へは、2⃣の仁田峠からトレッキングコースが整備されていますが、相応の装備と体力が必要です。
いきなり「まとめ」
アクセス手段を一々読む通すのは、時間の浪費でしょ!ということで、最初にまとめちゃいます。
「雲仙までのアクセス方法」:
- 「長崎空港経由」 レンタカーがやや安価(価格変動あり)
• 「バス」 往復4080円
• 「レンタカー」 最安3500円(軽自動車、時間制)
• 「無料送迎バス」 雲仙観光ホテルが、宿泊客に無料送迎サービス実施(要予約)
- 「博多駅経由」 最安7,440円(往復)「島鉄バス利用only(乗り継ぎキップ使用)」
※ただし、「九州ネット早特7」利用と40円差でしかない。
(1)「博多駅 ⇒ JR諫早駅まで」
• 「島鉄バス」 博多バスターミナルから往復5240円
• 「JR」 博多駅から「九州ネット早特7」で往復4680円
• 「島鉄バス」 「乗り継ぎキップ使用」で往復2200円
• 「 〃 」 「乗り継ぎキップ未使用(JR経由)」で往復2800円
• 「レンタカー」 最安3800円
• 「無料送迎バス」 雲仙観光ホテル、雲仙宮崎旅館が宿泊客に無料送迎サービス実施(要予約)
- 「乗用車」 熊本港からだと有明フェリーが最安
ルートは
• 「諫早IC」⇒「愛野経由」 長崎自動車道の福岡IC⇒諫早IC間 片道3510円(普通車)
• 「諫早湾干拓堤防道路経由」
• 「熊本港」⇒「フェリー経由の海路」⇒「島原半島の各港」⇒「陸路」
※2019年12月時点での料金。 とに分かれます。※車長4m以上 5m未満(一般的な中型自動車・ワンボックス自動車に該当) (1)熊本港 ⇔ 島原港 熊本フェリー(高速船) 3980円 (2) 〃 九商フェリー 3690円 (3)熊本港 ⇔ 多比良港 有明フェリー 2500円
いきなり結論【最安は?】
- 「長崎空港からだと」:
日帰りだとレンタカー3,500円(軽自動車・最安)がオススメ。
「長崎空港」⇒「雲仙温泉街」までは、レンタカーで片道約50キロ、1時間20分ほどを要します。
一方のバスでは、途中の「諫早駅ターミナル」で乗り継ぎになる他、片道2時間と所要時間でも劣ります。かつ費用面でも、レンタカーと大差ありません。(※ガソリン代を含めるとバスが最安になりますが、利便性を考慮すればレンタカーを推します)例外:「雲仙観光ホテル」が、宿泊客に無料送迎サービス実施(要予約)
- 「博多駅⇒JR諫早駅⇒雲仙経由だと」:7,400円台(往復)の2通りのアクセス方法が最安。
• 「島鉄高速バス」⇒「諫早駅前」⇒「島鉄バス」(✔乗り継ぎきっぷ使用)
• 「JR九州の九州ネット早特7で諫早駅まで」⇒「島鉄バス」
• 例外:「雲仙観光ホテル」、「雲仙宮崎旅館」が宿泊客に無料送迎サービス実施(要予約)。
交通手段が決まったら、目次をクリックし【詳細確認】を!
「長崎空港」⇒「雲仙」のアクセス
オススメは「レンタカー」です。
【1】「レンタカー」
最安3,500円(軽自動車、時間制) (+ガソリン代)
長崎空港発のレンタカー会社。その価格比較と予約はコチラで
【2】「バス」
運賃往復4,080円
諫早駅バスターミナルでの乗り継ぎが必要となります。
長崎空港 | 県営バス (45分) ⇒ | 諫早駅ターミナル | 島鉄バス (80分) ⇒ | 雲仙 |
島鉄バス (30分) ⇒ |
「長崎空港」⇒「諫早駅バスターミナル」間のアクセスは、
- 「島鉄バス」
- 「県営バス」
次に、「諫早駅バスターミナル」⇒「雲仙」までは、島鉄バスの1系統となります。 運賃片道(大人):1,400円
運賃片道(大人):合計2,040円
「長崎空港」⇒「諫早駅ターミナル」⇒「雲仙」間の【バス時刻表】
待ち時間が最短となる時刻表です!長崎空港発 | 諫早駅前着 | 諫早駅前発 | 雲仙着 |
9:40【県営バス】 | 10:27 | 10:50 | 12:11 |
10:40【県営バス】 | 11:27 | 11:50 | 13:11 |
11:00【島鉄バス】 | 11:31 | 11:50 | 13:11 |
11:20【県営バス】 | 12:07 | 12:45 | 14:06 |
12:35【島鉄バス】 | 13:06 | 13:55 | 15:16 |
12:40【県営バス】 | 13:27 | 13:55 | 15:16 |
13:20【県営バス】 | 14:07 | 14:50 | 16:11 |
14:40【県営バス】 | 15:27 | 15:50 | 17:11 |
15:40【島鉄バス】 | 16:11 | 17:10 | 18:31 |
15:50【県営バス】 | 16:37 | 17:10 | 18:31 |
17:20【県営バス】 | 18:02 | 18:20 | 19:41 |
18:00【県営バス】 | 18:42 | 19:10 | 20:31 |
時刻表は変更される場合があります。必ず事前に公式サイトで確認ください。
各時刻表
【3】「無料送迎バス」
「雲仙観光ホテル」が、宿泊客に「長崎空港」までの無料送迎サービス実施(要予約)
「博多駅」⇒「JR諫早駅」⇒「雲仙」のアクセス
諫早駅前バスターミナル |
【1】「島鉄高速バス」:1日3便と本数が少ないが、空席があれば前日予約でも可能。
【2】「JR九州の九州ネット早特7」:1時間に2本と便数は豊富だが、7日前以上のネット予約が必要。
それぞれ長短所を把握して、利用要件に合った方をチョイスしてください。
【1】「島鉄高速バス」⇒「諫早駅前」⇒「島鉄バス」
- 高速バス:「博多バスターミナル」⇒「諫早駅バスターミナル」 運賃2,620円
- 島鉄バス:「諫早駅バスターミナル」⇒「雲仙」 運賃1,100円(✔乗り継ぎきっぷ使用)
運賃合計3,720円(片道)
【2】「九州ネット早特7でJR諫早駅まで」⇒「諫早駅バスターミナルから島鉄バス」
- JR九州の九州ネット早特7キップ:「JR博多駅」⇒「JR諫早駅」
- 「JR諫早駅」⇒徒歩3分⇒「諫早駅前バスターミナル」
- 島鉄バス:「諫早駅バスターミナル」⇒「雲仙」 運賃1,400円
運賃合計3,740円(片道)
JR博多駅⇒JR長崎間の各電車運賃(片道)
博多⇒長崎間 | |
通常の値段 | 4,800円 |
九州ネットきっぷ | 3,150円 |
九州ネット早特3 | 2,550円 |
九州ネット早特7 | 2,340円 |
【3】「無料送迎バス」
「雲仙観光ホテル」、「雲仙宮崎旅館」が、宿泊客に「諫早駅」までの無料送迎サービス実施(要予約)
以上となります。お役に立てれば幸いです。
脚注・出典
↑ 1. | 特定の山を指すのではなく、20以上の山々から構成される総称 |
コメント
雲仙温泉街から諫早方面へ車ならどのルートがいいでしょうか?
山道なので運転がしやすいコースや一番早いコースを教えてください。
ちなみに熊本からフェリーに乗り、島原か南島原か小浜から行く予定です。
帰り道は小浜温泉に下りるのか県道128号か、それともあまりカーブのない県道131号でまっすぐ下りた方がいいのか…
よろしくお願いします。
秋山さま、初めまして。
雲仙温泉街から諫早方面へ車ならどのルートがいいでしょうか?>
県道128号が距離的にベストです。急カーブはやや多いものの、道路幅は広く、交通量もさほどではありません。
小浜温泉へと降りるルートは、湯けむりに包まれた小浜温泉街を通るので、観光気分には浸れます。
ただ、県道128号を通るルートより20分ほど余計に時間を食います。
県道131号はカーブは少ないものの、距離的には最長となります(県道128号線ルートより15kmほど距離が長いです)。
それでは失礼いたします。