長崎県内に聳立する一本桜は、「波佐見田ノ頭のしだれ桜」と「平戸の慈眼桜」がつとに有名です。
ただ長崎市内にもそれに負けず劣らない一本桜の大樹が存在することは案外知られていません。
それが今回紹介する長崎山 清水寺の「100年桜」です(※正式名称ではなく、筆者が名付けた仮称です)。江戸時代初期の1668年(寛文8年)に建立された「清水寺本堂」と並び立つ「100年桜」は、清水の高台から春の訪れを1世紀以上にわたって長崎市民に告げてきました。 本稿では「100年桜」とともに、城山小学校(当時の城山国民学校)から清水寺に移植された原爆にまつわる「嘉代子桜」も併せて紹介します。
住所:長崎市鍛冶屋町8-43
サクラ開花速報【2023】
- 長崎県 〈開花〉予想 3月21日(火)
- 〃 〈満開〉予想 3月31日(金)
見頃前後の土日は?【2023】(※予想に基づく)
- 3月25日(土)
- 3月26日(日)
- 【ベスト】4月1日(土)
- 【ベスト】4月2日(日)
- 4月8日(土)
- 4月9日(日)
【駐車場】
✔参拝者用の駐車場があります。
🌸 清水寺の100年桜
清水の舞台で満開となった大樹の桜。何とも情緒に富む花盛り風景ではありませんか。 老いてなお盛んとばかりに枝いっぱいに花開かせる100年桜。未見の方は、一度は目に焼きつけていただきたい情景です。
山吹との共演
お隣の「八坂神社の桜」も必見
朱の鳥居とのコントラストが映えます。
✔八坂神社と清水寺の駐車場は別です。
「嘉代子桜(親子桜)」
原爆で犠牲となった林嘉代子さん(享年15)をしのんで母親の林津恵さんから城山小学校(当時の城山国民学校)に贈られた「嘉代子桜」。
清水寺の「嘉代子桜」は、城山小学校から移植されたものです。まだ若木ですが、これから100年桜に劣らぬ大樹に生長することでしょう。城山小学校の「嘉代子桜の原木」は、現在わずか6本までに数を減らしています。懸命に花開かせる原木が現存している今、是非親子で見学していただく思います。そして、平和の尊さと、林津恵・嘉代子さん親子の絆の深さを感じてください。
【貴重な文化財】「清水寺の本堂」で参拝しましょう
江戸時代初期の1668年(寛文8年)に唐商何高材により創建された清水寺本堂は、唐寺の崇福寺・興福寺と同様の、黄檗様式を用いた当時の国際色豊かな長崎を反映した建築様式を誇ります。
参拝にされる際は、本堂の細部にまでじっくりと見学されることをお勧めします。 ※「清水寺本堂」は、国指定重要文化財です。
レア度MAXのハートストーンが隠されています
ぜひ探し出してください。
各種祈願については公式サイトで。
特に「長崎の安産祈願は清水さん」と古くから言われるほど有名です。
毎年4月8日は花祭りです
お釈迦様の誕生日をお祝いします。清水寺では花御堂に誕生仏をお祀りし、甘茶をかけてお祝いいたします。お釈迦様の誕生仏は右手で天を指し、左手は地を指した姿に造られていますが、清水寺では左手で天を指し、右手で地を指した誕生仏がご覧いただけます。 引用 :春の行事 《 長崎山 清水寺 》
100年桜の咲く時期と重なります。
「長崎版 清水の舞台」を眺めて帰路につきました。
以上となります。
清水の舞台で咲く大樹の一本桜は、長崎に春を届けます。
【花見40スポット!長崎県 総まとめ】
「2023満開日」
「花見おすすめlevel」
「イベント開催の有無」まで網羅。
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