長崎サクラ便り:第37回
桜が満開となる3月末から4月初頭に、新型コロナウイルス肺炎がある程度沈静化するものと想定し上梓しました。
仮に沈静化していない場合には、桜の写真集として本稿をお楽しみください(目を見張るような満開時に撮影)。
※花見客が密集した場所での長時間の宴会は、感染の危険性が高まります。
1世紀以上にわたって、カトリックの里を見守ってきた桜の大樹
平戸市の中央部にそびえる慈眼岳の丘には、ワインレッドに染まる「木ヶ津カトリック教会」が建立されています。
当地は、明治初期に移民してきたキリスト教徒によって開拓されたカトリックの里です。
その歴史の生き証人が、初期の開拓民が植樹したとされる慈眼桜(じげんざくら)。今日でも枝幅いっぱいに花開く古木は、平戸の春を彩る風物詩として多くの観客を魅了しています。
住所:長崎県平戸市木ヶ津町 木ヶ津カトリック教会付近
✔慈眼桜の開花・見頃は、ソメイヨシノとほぼ同時期です。 そのため、まず長崎県のソメイヨシノ開花・満開予想を把握してください。※「ソメイヨシノより1週間ほど遅れる」という記述がありますが、筆者の実感ではそう変わりません。
- 長崎県の「開花日」:3月24日(火)
- 〃 の「満開」予想:4月5日(日)
2020年の見頃前後の土日はいつ?(※予想に基づく)
- 4月4日(土)
- 4月5日(日)
- 4月11日(土)
- 4月12日(日)
【慈眼桜の開花情報はコチラ!】
✔これに補完情報源としてインスタグラムを併用すれば万全です。
慈眼桜へのアクセス
✔乗用車以外のアクセス手段はオススメしません。
ルートマップ【慈眼桜の場所】
「紐差町」から「木ヶ津」へ
紐差カトリック教会がランドマークの「紐差町」から、当面の目標「木ヶ津カトリック教会」へ車を走らせてください。
「紐差交差点」で「国道383号」から「長崎県道60号獅子津吉線」へ入ります。
「紐差交差点」から「慈眼桜」までは距離4.5kmです。
「長崎県道60号獅子津吉線」から「木ヶ津カトリック教会」へと左折します。
150m先がT字路となり、左手に「木ヶ津カトリック教会」が視界に入ります。
そのT字路から右手へハンドルを切り、400mを道なりに走ると畑の先に「慈眼桜」が立っています。
「木ヶ津教会」周辺から案内標識が所々に設けられているのでお見逃しなく。
駐車場(無料)
慈眼桜の周辺には数か所の臨時駐車場が設けられているので、空いている場所へ停めてください。





3年目の正直でようやく「満開 & 晴天の慈眼桜」にランデブーできました(涙)。それだけに感慨もひとしお。
慈眼桜のデータは、樹高約10メートル、幹回り約3メートル、枝幅約20メートル。波佐見田ノ頭郷のしだれ桜の樹高が8~10mですからほぼ同等の高さ。オオシマザクラに近いサトザクラで、桜の花は桃白色。桜の背後にそびえる慈眼岳が名の由来です。
慈眼桜 フォト集
キリスト教(カトリック)に「神木」の概念はありませんが、当地の信徒はそれに近い崇敬の対象として、大切に維持してきたことに疑う余地はありません。
※慈眼桜は平戸市指定の天然記念物。
慈眼桜の花壇には春の花々が生き生きと咲いていました。


地元有志の奥様方が、慈眼桜そばの売店で、地元収穫の野菜、カキ焼き、お弁当、蒸しパンなどを販売しています。慈眼桜の前のベンチに座っていただけます。餓死寸前の腹ペコで訪れて、イッパーイ買ってください。
夜はライトアップ
見頃の時期に20:00頃までライトアップされます。
2020年は4月5日(日)まで(予定)
慈眼桜を守る会の直売店【ゆっくりしていってね!!!】
混ぜご飯とコロッケを購入。
うましーー!
以上となります。長崎県下の一本桜では、田ノ頭のしだれ桜と双璧。 観賞価値はエベレストより高いので、今年の春は慈眼桜GOでっす!
問い合わせ:0950-23-8600 (平戸市観光協会)
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本稿の執筆、すべての写真撮影:当管理人
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