ちゃんぽんの頂(いただき)に君臨するアジアンモンスター
「えっ何コレ?!ちゃんぽんだよね?」。思わず口走った。それもそのはず。ちゃんぽんの頂きに、奇妙な物体が鎮座しているのだから。
「生からすみちゃんぽん」や「腐乳ちゃんぽん」など、変わり種ちゃんぽんを提供する台湾料理の名店 「老李(ラオリー)」。その老李が提供するのが今回注文したスパイシーな「麻辣(マーラー)ちゃんぽん」だ。その頂きに君臨する赤黒い謎の物体「アジアンモンスター」。得体のしれないものを目にして、プルプル震えが止まらないが、意を決して実食することにした。
口から火炎放射ものの激辛スープに、オッサン悶絶!
ビフォー
まずはアジアンモンスターを解き崩す前のスープ。色的にはやや赤黄色。この時点で既に舌がピリピリする辛さ。
アフター
アジアンモンスターを解きほぐしたスープ。完全にアウトな赤褐色に変色した。「これはアカン奴じゃなかろーか…」。身の危険を感じるまがまがしさだが、レンゲにスープを掬い、思い切って口にしてみた。
その瞬間ッ!
舌イッテェェェーーーーーーッッッ!!
アピョピョうゅuorrrrrrrr
体中の血液が沸騰するヤヴァイ辛さ。フロアをゴロンゴロンのたうち回りたかったが、頬をギュッートつねって必至に耐えた。料金を払って店から逃亡したかったけど、食べ物を粗末にするのはまかりならん。ということで、半ベソをかきながら箸を進めた。すると、予想だにせぬ奇妙な変化が徐々に生じたのだ。
激辛だけど、激辛なんだけど、癖になる旨さが口内にジュワジュワ~と広がってきた。レンゲからスープを口に運び入れる動作が停まらない!汗だくなりながら、スープを飲み進めていく一人のおっさん。
思わぬ結果として、麻辣ちゃんぽん」のスープは、中毒性の高い辛ウマなものであることが判明した。
辛ウマさの秘訣は?
店のメニューには、こう記されている「大豆味噌に花椒(中国山椒)、唐辛子を効かせ、麻辣醤をふんだんに使用」。なるほど、癖になる辛ウマさは、中国の味噌に起因するのね。
それにしても、味噌を始めとする発酵調味料ってほんと偉大だわ。料理に加えるだけで、ウマみのヘビーローテーションになっとるし。それをちゃんぽんに加える柔軟な発想。そして、オンリーワンなちょんぽんへと昇華させる調理技術の確かさに、厨房へ心の敬礼をした。
具材・麺について
ちゃんぽん麺は、中麺のやや硬め。
具材は、イカ、小エビ、アサリ、豚肉、カマボコ、キャベツ、玉ねぎ、モヤシ、ニラとスタンダード。野菜はシャキシャキ、魚介類はプリプリで提供されます。量的にはフツーです。
一緒に注文した杏仁豆腐のあまりの旨さに、涙がこぼれそうになった
意図したんじゃないけど、老李ご自慢の「杏仁豆腐」も一緒に注文したわけだ。「麻辣ちゃんぽん」の食後に、デザートとして口に入れてみたら、これが激ヤバものの旨さで昇天寸前!
麻辣ちゃんぽんの辛ウマさの後の、杏仁豆腐のシルキーな甘さ。その相乗効果は、生ハム&メロンに匹敵。この紅白コンビは、本気(ガチ)でオススメ。
老李(ラオリー)の麻辣ちゃんぽん まとめ
「老李さん、バリッ旨か!!ごちそうさまでした」
老李 新地中華街店の「営業時間」・「定休日」
【昼】11:30~15:00【夜】17:00~21:30(LastOrder) /
無休
※各店舗での営業時間・定休日:
店舗情報
【中華街の「バカ安駐車場」】ならココ!
店名 | 老李 新地中華街本店 他、思案橋店、長崎駅前店、新地キッチンカフェ店 |
公式サイト | 老李 『台湾料理専門店 長崎』 Lao Lee Group |
住所 | 長崎県長崎市新地町12-7 |
ジャンル | 長崎ちゃんぽん、皿うどん/中華(台湾料理) |
予約・問い合わせ | 095-820-3717 |
【長崎グルメ情報、速報中!】( ゚∀゚)o彡フォローォ!Follow @RnIl0GmXaS4l1dP