
長崎の新地中華街では、最古級の中華料理店「新和楼(シンワロウ)」[1]新地中華街の最古店は「中国料理館 会楽園」で、1927年創業。 。まずは、その深い歴史に敬意を表したい。しかし味の評価は別だ。
「最古の老舗」と聞くだけで、尻尾フリフリ。「うんまい、うんまい」と手放しで高評価を下す飼い犬根性など、微塵も持ち合わせてねーんだ。Rock you!
俺のあだ名は「長崎の赤いオオカミ」。そう呼ばれたことは一度もないけど、そのつもりだ。
いずれにせよ、野生の本能をもって、厳正に味の評価を下したい。
「ベーシックちゃんぽん」をオーダー
例によって「特製ちゃんぽん」を頼もうと、血眼になってメニューを探したけど、残念ながらナシ(昔はあったんだけど)。ということで、「フツーのちゃんぽん」 830円をオーダー。
「長崎ちゃんぽん、とうちゃーく」。割りばしをパチンと割って、まずは具材チェック!イジワルな姑が嫁の掃除具合をチェックするかのごとく、入念に吟味するのダ!
肉海鮮系は、「えび」、「いか」、「ちくわ」、「はんぺん」、「キクラゲ」、「豚肉」。そして最強うま味エキスを抽出する「あさり」(冬はかき)。
長崎ちゃんぽんにはお馴染みの具材だけど、「あさり」はポイント高し。これが入ると入らないのでは、うま味の深さが歴然に違うのだ。それと、エビはプリプリ感があってイイネ!お野菜は、「キャベツ」、「もやし」、「たまねぎ」。キャベツが、ちゃんぽんにしては細切りなのが特徴。野菜はもう少し量が欲しいところナリ。ちゃんぽんの全体量としては、若干少なめ。
ちゃんぽん麺はドーヨ
太麺で柔め。
ぶっとい麺が絶品スープをこれでもかと吸い込んでいて、マジ旨かーーー!唐あくの独特の香りが食欲をそそり、ズルズルいっちゃう。このちゃんぽん麺の味わいこそ、新地の王道ちゃんぽんあるヨ!
90年の歴史がつまった上品な鳥ガラスープ
鳥ガラonlyなさらりコクウマ系。
黄金色に透き通った鳥ガラスープ。さらり系なんだけど、淡泊でもあっさりでもない。ちゃんとコクの深みがある。
同じ鳥ガラ100%の超有名店「江山楼」の白濁クリーミースープと比べると、ダイレクトなパンチ力には欠ける。でも、口に含むと、フワワァと後から後から上品なコクが広がる。だから、全然飽きない!むしろ飽きるってどんなだったけ?ってぐらい圧倒的な余韻力。
新和楼90年の歴史。その味の深淵をココに見た。
新和楼(シンワロウ)のちゃんぽん まとめ
ということで、〆の感想にイこーか!「新和楼さん、バリッ旨か!!ごちそうさんした」。
新和楼|営業時間
【昼】11:30〜15:00
【夜】17:00〜21:00
【食レポ史上…かつてない衝撃ッ…!!】
【長崎中華街のちゃんぽんを、全店制覇したんで…】
店舗情報
【中華街の「爆安駐車場」】ならココ!
店名 | 新和楼(シンワロウ) |
住所 | 長崎県長崎市新地町11-18 |
ジャンル | 長崎ちゃんぽん、皿うどん、中華全般 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 095-822-3016 |
脚注・出典
↑ 1. | 新地中華街の最古店は「中国料理館 会楽園」で、1927年創業。 |