遠い遠い昔、日本が外国貿易を制限していた江戸時代。
貴重な国際貿易港として栄華を謳歌していた長崎には、来崎した中国人(唐人)を収容するための「唐人屋敷」が造成されたとさ(写真は、現在の残る唐人屋敷跡の遺構)。でっ当時、中国人たちが貿易品として「砂糖」を大量に持ち込んだ歴史があるから、長崎では甘ーい郷土料理がモリモリある。胡麻豆腐だし、天ぷらもそう。 そしーて「皿うどんも甘ーい」、アフォーーーーッ!!
でもでも昨今の風潮で、甘味に乏しい皿うどんが増えてきた。あぁ嘆かわしい。コレって忖度じゃネ?忖度だよね!
そんな中、かつて唐人たちが生活していた十人町の「寿々屋」は、「甘ウマ皿うどん」の最後の牙城として、日夜大勢の胃袋を満たしているのだ(前説、長げーーーーよ!)。
これがその「甘ウマ皿うどん 700円」だ!【ウルトラボリューミー】
ダイナマイト級がキタァァァーーーーアッ!!!!!!
いなりと並べると際立つ鬼盛り感っっっ!(冷汗)
こんなん、アレだ……、皿うどんがド級戦艦で、いなりが皿うどんを護衛する駆逐艦に見えんこともない……、とか、
よくよくガン見すると、風の谷のナウシカに出てくる「王蟲」にクリソツだがや。
…なんて加齢臭ハンパない空想をガンガン想起するほど、現実逃避したくなるフォルムだ。別アングルからもご覧いただこう。これはまるで、名峰を彩る錦絵巻(紅葉)ではないか!(震えるほど感動)
能書きはいいから、さっさと食えという怒号がモニター越しから聞こえるので、食うよ!食えばイイんでしょ!!
麺のタイプは極細。マッハでしんなりして、餡とのゴールデンハーモニーがいつまでも楽します。
肝心要の「餡」に進もう。
極上スープのウマ味が溶け込んだ餡には、砂糖がランデブーし、甘美な味わいへとエクスプロージョン(爆発)しとる。
この甘ウマ餡には、「ウスターソース」がベストパートナーだ。なぜなら、ソースの芳醇な酸味が、餡の甘味をキュッと引き締めるから。
ちなみに「いなり」は、酢がギューーッと凝縮され、やや甘味の強い味付けでした。昔ながらの甘ウマ皿うどん。大変、おいしゅうございました。
もっと苦戦するかなと思ったけど、予想よりスムーズに完食。さすがにラスト寸前には三途の川がうっすら見えたけど、ソースをジョバジョバかけて、味チェンして胃袋に放り込んだとさ。
※女性や小食の男性が一人で完食するには、やや無理があるかもです。いなりや巻き寿司も名物なので、複数で来店してうまい具合にシェアしてください(完食できない場合は包んでもらえます)。
「ちゃんぽん 700円」も昔ながらだったYO
具材は長崎ちゃんぽんのいつものヤツだけど、海鮮類はイカ、練り物がinで、エビ、アサリはナッシー。
ちゃんぽんの総評:野菜たっぷりで、全体的にあっさりテイストでした。
「巻き寿司 1本500円」もウマいYO【3本の矢】
テイクアウトで、飛ぶように売れていたのが「巻き寿司」。「皿うどん」、「ちゃんぽん」に続く寿々屋名物ということで、お持ち帰りしました。
具材は、「玉子焼き」、「かんぴょう」、「練り物」。キュウリはなかったので、カッパに与えても口にしないでしょう。
味的には、最初に白ゴマの豊穣な香りが、味覚がジュワッと刺激します。次に、酢がキュキューーーーと味を〆、濃厚に味付けされた具材を引き立てていました。
うん、ウマウマっす。
内観チェック
二度訪店したけど、いずれも繁盛して活気あふれとったでゴザル。
辺鄙(失礼)な立地にありながら、有名人がたらふく訪れているのは、有名店の証し。
「巻き寿司」や「いなり」などのお惣菜類は、外から在庫が分かるようにディスプレイされています。
メニュー表
だす。
寿々屋へのアクセス
寿々屋までのルートマップ
ちょい分かりにくい場所にあるので、画像で説明します。
長崎中華街方面から来たら、まずは冒頭に掲載した「土神堂」門前から右折し、すぐに直角に曲がります。んで、一時直進。「園芸のかわの」が見えたら、ギュルンと右折。
石橋の先が「寿々屋」です。
駐車場は、広い、安い、分かりやすい「唐人屋敷パーキング」で
ココがほどほど近いし、ベターだと思います。
唐人屋敷パーキング 収容台数19台 長崎市籠町6−12 | 24時間営業 • 8:00~22:00 ⇒ 30分/100円 • 22:00~翌8:00 ⇒ 120分/100円 夜間最大300円 |
「駐車場」から「寿々屋」の徒歩ルート (寿々屋まで220メートル、徒歩5分)
寿々屋の「営業時間」・「定休日」
11:00 ~ 19:00 / 日曜日、祝日、第2・第4月曜日 (不定休もあり)
「寿々屋(すずや)の皿うどん」 まとめ
どれも長崎人ならノスタルジックな味わいで、DNAレベルで胃袋に染みわたってきます。
常連率が高いのも、頷ける話。筆者も自宅が近いなら、帰巣本能ができたように通うことでしょう。
お店のスタッフも人当たりが優しいので、一見の観光客も心配ご無用。場所がやや分かりにくいので、アクセスコースをよく確認ください。
ということで、〆の感想にイこーか!「寿々屋さん、バリッ旨か!!ごちそうさんした」。
店舗情報(駐車場etc)
住所 | 長崎県長崎市十人町10-15 |
ジャンル | 長崎ちゃんぽん、皿うどん/焼きそば、うどん |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 095-822-0996 |
ただし、
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