だって夜、人いないし。
皆無じゃないよ。
夕刻から日没直後までは、公園でウォーキングをしていた地元住民が展望台までのぼってくる。そのあとは長崎在住のカップルがたまーに車で来るって程度。駐車場の端に車を停めて引き籠っちゃうカップルもいる。
夜景スポットとしての概要
夜景の美しさでは、稲佐山、鍋冠山、風頭公園、立山に次ぐ第2グループ所属。がっかり夜景じゃないけど、感動で失神するほどでもない中堅どころ。
公園の標高は、稲佐山とほぼ同じ約300メートル。長崎市中心街からは約5キロでやや距離を感じる景観です。ココは明治初頭には「遠八景」とよばれ[1]岩永 弘、『歴史散歩 長崎東南の史跡』、浜の町好文堂、65ページ 、長崎住民に景勝地として親しまれてきました。1994年に公園化され、「ハタ揚げ」[2]凧あげのこと。長崎では凧をハタと呼ぶ の聖地として、毎年4月第1日曜日に「長崎ハタ揚げ大会」が開催されます。
要注意点=観光客にはオススメできない理由
夜景観賞の交通手段としては、乗用車一択。徒歩・路面電車では無理。かつ、わざわざタクシーで来るほどでもなし。
無料の専用駐車場もあるし、こりゃ車で行くしかないしょ、てとこなんですが、一つ大きな難点が。十八銀行田上支店から公園までの約2キロの道路幅が狭いんだ、コレが。しかも交通量多し。遠来の観光客が接触事故でも起して、旅行が台無しになるのは心苦しいですし。せまっ苦しい道路で鍛え抜かれている長崎のドライバーなら、安全運転を心がければ問題ないかと。
施設と展望台
展望台は駐車場正面の小高い丘に設けられています。中央に大理石製?のベンチあり。
特筆すべきは、駐車場から展望台までスロープが設けられていること。そのため車椅子、乳母車、身障者の方でも展望台から夜景を一望できます。駐車場は40台分と広大。自販は駐車場奥にあり。TOILETもなかなかゴージャスで男女別の多目的付。けど化粧室は和式。
「唐八景公園の夜景」まとめ
夜景の激戦区、長崎市東エリア。同じエリアでは、鍋冠山展望台が2016年にリニューアルされたばかり。くわえて、車でのアクセス良好な出雲近隣公園も控えている。それらと比べるとやや影の薄い存在なのは否めない。
ただこれからも、地元住民や長崎在住のカップルの憩いの場として親しまれていくことでしょう。
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夜景SPOTとしての通信簿
所在地 | 長崎市田上3丁目287-1 他 |
夜景の美しさ | |
交通アクセス | 観光客の交通手段としては、自動車・自動二輪の一択。他はお勧めしません。
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展望台について | |
日没時間 | 長崎の日没時間 ※日没後から20~40分後が空がブルーモーメントに染まるもっとも美しい時間帯です |
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