「若宮稲荷神社」(長崎市)【龍馬ファンの聖地を完全ガイド!】駐車場はどこ?

若宮稲荷神社(長崎市伊良林)
若宮稲荷神社の坂本龍馬之像 竹ン芸(若宮稲荷神社例大祭)、長崎市

若宮稲荷神社(長崎市伊良林) 若宮稲荷神社(長崎市伊良林)

「亀山社中」にほど近い龍馬ゆかりのおやしろ

海援隊の前身となる「亀山社中」は、龍馬勇躍の礎となったことで有名。そこから距離200メートルほどの位置に鎮座するのが、今回紹介する「若宮稲荷神社」です。

この長崎市内随一の稲荷神社は、龍馬を初めとする維新志士たちに厚く崇敬された歴史から「勤皇神社」、「勤王稲荷」の異名をもち、その縁から境内に、風頭公園の「坂本龍馬像」の原型が寄贈されています。

また、「若宮稲荷神社」を語る際に忘れてならないのが、毎年10月14日・15日に奉納される「竹ン芸」。雄雌ついのキツネを模した演者が、10メート以上の竹の上で、命綱なしの曲芸を奉納します。

このように魅力に富む「若宮稲荷神社」を、「駐車場情報」、「ご利益(ご神徳)」とともに解説します!

若宮稲荷神社境内は神さまがおられる神域です。あくまで神社に詣でるというおごそかな気持ちで散策してください。

また閑静をみだす行為は厳につつしみ、参拝作法とマナーをお守りください。

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若宮稲荷神社のご由緒(歴史)【超約】

江戸時代初期の延宝元年(1673)に、出来大工町の乙名職 若杉喜三太郎浄宣が、邸内に祀っていた若宮稲荷五社大明神を清浄な地に移すために、伊良林郷次石に遷宮したのを端緒とする。当地は、現在まで脈々と続く若宮稲荷神社宮司の初代 松尾長左衛門の開拓地であった。その長左衛門に、若杉喜三太郎は宮守を託した。

若杉家は過去に河内国に居住していため、代々楠木正成を厚く尊崇していた。ゆえに、喜三太郎浄宣は、本宮の守護神として相応しい聖地をもとめて、伊良林郷に奉遷したのである(※ただし、祭神は保食神)。このことが、後に維新志士たちの厚い信仰を得る要因となった。

また、長崎奉行 細井因幡守安明を初め、歴代の長崎奉行から手厚い保護を受けることとなる。特に、元文元年(1736)細井因幡守による大掛かりな参道の整備や神殿の改築によって、本宮の知名度が一般に周知された。

明治維新の荒波を乗り越え、社号を「若宮稲荷・次石社」から現在の「伊良林稲荷神社」に改称。 明治29年(1896)の拝殿の大改修、大正12年(1923)の神饌所・神庫・神符授与所の新設、昭和48年(1973)の鎮座300年祭を得て現在にいたる。

参拝客用の駐車場はありません

土日祝日なら「瓊浦学園 瓊浦高等学校 臨時駐車場に」【亀山社中記念館用】

亀山社中記念館の臨時駐車場「瓊浦学園 瓊浦高等学校」

土日祝日限定で「亀山社中記念館の利用客用」として、瓊浦学園 瓊浦高等学校の駐車場が開放されます。

あくまで、亀山社中利用客用ですが、「駐車場」⇒「亀山社中記念館」の途中に「若宮稲荷神社」があります。「亀山社中記念館」へ行く途中に立ち寄って、短時間で参拝を済ますなら差支えないかと思います。

平日なら「伊良林3丁目の時間駐車場」で

伊良林3丁目時間駐車場(風頭公園)

時間貸し駐車場で最寄りは、「伊良林3丁目のパーキング」です。60分/200円はこの一帯では相場相応の料金。

利用時間が17:00までなのでご注意を。

住所・料金

 長崎市伊良林3丁目8  

• 朝~17:00⇒  60分/200円 

• 17:00~朝 or 受付できなかった場合 ⇒ 駐車時間問わず1,000円

神社への徒歩でのアクセス【観光客向け】

風頭公園・亀山社中祈念館(長崎)への行き方
風頭公園まで続く急勾配な坂道

既述の通り、観光客は、「眼鏡橋」、「亀山社中記念館」、「龍馬のぶーつ像」、「若宮稲荷神社」、「風頭公園」を一度に巡るコースがオススメです。

そのための2コースをご紹介。

【1】山のふもとから「眼鏡橋」⇒「若宮稲荷神社」⇒「風頭公園」まで、標高150メートルを徒歩で登るコース。

【2】「路線バスで最寄りのバス停へ」⇒「風頭公園」⇒「若宮稲荷神社」⇒「眼鏡橋」まで下るコース。

楽さでいえば比べものにならないほど【2】です。【1】のメリットは、坂の街長崎を身をもって体験できること、かな。詭弁に近いですけど。

境内を散策しましょう

「参道」を登ります

若宮稲荷神社(長崎市伊良林)若宮稲荷神社(長崎市伊良林)

若宮稲荷神社(長崎市伊良林)
若宮稲荷神社(長崎市伊良林) 若宮稲荷神社(長崎市伊良林)
ごみ出しの注意喚起に龍馬登場 参道に彫られた陰陽道の男石

若宮稲荷神社(長崎市伊良林) 若宮稲荷神社(長崎市伊良林)
古い祠群 参道途中に架かる石橋

若宮稲荷神社(長崎市伊良林) 若宮稲荷神社(長崎市伊良林)

稲荷神社名物、70数門を数える鳥居のトンネルをくぐりながら、200余段の石段をひたすら登ります。

この立派な参道は、長崎奉行 細井因幡守安明の命によって元文元年(1736)に開通されたもの。石橋や陰陽石、古い祠群と長い風雪を感じる歴史道です。

※「亀山社中記念館」からだと、この参道は通らず、後述する「太鼓橋」経由でのアクセスとなります。

「岩戸神社」

若宮稲荷神社(長崎市伊良林)

坂を登り終えると、摂末社の「岩戸神社」が鎮座しています。

本殿が建つ巨石「次石」に対応しているのでしょう。

展望所からの「ロケーションが風光明媚」

若宮稲荷神社(長崎市伊良林)若宮稲荷神社(長崎市伊良林)の風景

岩戸神社の横に展望所があり、長崎市北部を一望できます。うーん、素晴らしい!

写真中央の大社が長崎くんちで名高い「諏訪神社」。左手に見える小高い山が「立山」。桜の名所として有名です

「拝殿」へお参りします

若宮稲荷神社(長崎市伊良林)

若宮稲荷神社(長崎市伊良林)
若宮稲荷神社(長崎市伊良林) 若宮稲荷神社(長崎市伊良林)

明浄な気持ちで、神さまに参拝します。

鎮守の森をバックに立つ朱色に染まったやしろは、長崎一の稲荷社として、風格充分です。

若宮稲荷神社(長崎市伊良林) 若宮稲荷神社(長崎市伊良林)

おやしろを守護する「白狐」と「狛犬」。

「坂本龍馬之像」(ミニチュア)

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宮稲荷神社の坂本龍馬之像 長崎県下の龍馬像のなかでは、最も本人に酷似する風頭公園の「坂本龍馬之像」。その原型が、若宮稲荷神社の拝殿傍に建っています。

足元に視線を移すと、当然ブーツを履いています。

絶好の記念撮影SPOTですので、お見逃しなく!

巨石次石に建つ「本殿」

若宮稲荷神社(長崎市伊良林)

若宮稲荷神社(長崎市伊良林)

拝殿の背後には、巨岩「次石」に建つ「本殿」が鎮座します。「次石」は、もともとつながった巨石を意味する「続石」(つぎいし)と呼ばれ、それが次第に「次石」に変容しました。

その傍には、幹まわり4メートルものマキの巨木が、境内に深く根をはっています。

このような自然に囲まれた険峻な場所に、野狐が穴居して、人々に恩恵をもたらしたと伝承されています。

龍馬ファン垂涎の「絵馬」・「お守り」

若宮稲荷神社(長崎市伊良林)

まず、拝殿軒下にある「薩長同盟おみくじ」。

若宮稲荷神社(長崎市伊良林)
若宮稲荷神社(長崎市伊良林) 若宮稲荷神社(長崎市伊良林)

そして、神符授与所に置いてある絵馬、お守りは、龍馬ゆかりのものが揃っています。龍馬ファンだけでなく、観光客にもおみやげに最適です。

「太鼓橋」【色づく世界の明日からで登場】

若宮稲荷神社の太鼓橋

拝殿前に架かる「太鼓橋」。アニメ「色づく世界の明日から」9話のワンシーンに映し出されます。

「亀山社中記念館」or「風頭公園」から歩いてきた人は、この太鼓橋が神社への入口となります。

「方形の鳥居」

若宮稲荷神社の方形の鳥居

拝殿から太鼓橋を通り、左手の坂道を登るとすぐに、明治時代に移設された珍しい「方形の鳥居」が建っています。

通常、円形となっている鳥居の柱が、長い長方形となっているのが見て取れます。

旧長崎奉行所内の稲荷社に文政五年(1822年)に、長崎奉行の土方出雲守が奉納。 明治32年(1899)に当神社に移された。

引用 :若宮稲荷神社の説明板

例大祭「竹ン芸」【必見!】

竹ン芸(若宮稲荷神社例大祭)、長崎市

竹ン芸(若宮稲荷神社例大祭)、長崎市 竹ン芸(若宮稲荷神社例大祭)、長崎市

毎年10月14日・15日に奉納される「竹ン芸」とは、中国伝来の羅漢踊をルーツとする特殊芸能。

10メートル以上の男竹・女竹上で、シャギリ囃子にのって、雄雌2匹の白狐に模した演者が、息をのむ曲芸を披露します。

両日は、境内から溢れんばかりに見物客が集まり大賑わい。伊良林の空にシャギリに合わせた手拍子が鳴り響きます。

驚くことに、昼でも難易度が高いのに、漆黒の夜でも行われます。それも命綱なしで。

市内はもとより、市外、県外、国外、つまり地球人類すべてに心底オススメする郷土芸能です。

国選択無形民俗文化財、市指定無形民俗文化財。

「若宮稲荷神社 まとめ」

「亀山社中記念館」、「風頭公園」に観光の方は、ぜひご参拝を

若宮稲荷神社が鎮座する標高150メートル「風頭山」には、頂上に龍馬像が立つ「風頭公園」、中腹に「亀山社中記念館」があります。

そして、「亀山社中記念館」から200メートルの近距離に「若宮稲荷神社」が鎮座しており、これら名所は遊歩道で一巡することができます。

「若宮稲荷神社」は意外にスルーされる方が多いので、日ごろからもったいなと感じていました。これを機に、ぜひ観光コースに組み入れてください。

そして、何と言っても10月14日・15日の「竹ン芸」!これはもう心底オススメ。命知らずな曲芸をぜひ見物ください。

若宮稲荷神社のご利益(ご神徳)

  1. 商売繁盛
  2. 家内安全
  3. 五穀豊穣
  4. 交通安全
  5. 漁業繁栄

境内の案内板より

基本情報

名称若宮稲荷神社、伊良林稲荷神社
住所長崎県長崎市伊良林2丁目10-2
駐車場なし
電話番号095-822-5270 (若宮稲荷神社)

創祀 延宝元年(1673)
祭神

主祭神:「保食神」(うけもののかみ)

相殿:「八意思兼神」

「大宮能売神」

「猿田彦大神」

「大国主神」

例大祭 [若宮くんち・竹ン芸] 10月14日・15日(固定)
旧社格 村社

参考文献・サイト:

• 長崎市役所編、『長崎市史 地誌編 神社教會部 上』、長崎市、1938年

• 林田 秀晴、『長崎県の神社を訪ねて 本土編』、出島文庫、2004年

• 岩永 弘、『歴史散歩 長崎東南の史跡』

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