この橋は毎夜ライトアップされます!
観光客で溢れる日中とは異なり、川面にゆらゆら映るその姿は、夜間の閑寂な雰囲気と相まってとても幻想的です。
要チェックPOINT
- 夜間ライトアップされる眼鏡橋。撮影oneポイントアドバイス付き。
- 眼鏡橋の架かる中島川は、遊歩道が整備されています。満足度140%の散策コースをご案内。
- ハートストーンもあります。
- 眼鏡橋以外にライトアップされる石橋群&興福寺山門もご紹介。
眼鏡橋のライトアップされる時間
毎夜:日没~夜10:00まで
撮影oneポイントアドバイス【インスタ映え】
眼鏡橋は、川面が水鏡となってメガネを形造ります。優雅なその姿をカメラに収めるコツを解説します。
- セルフタイマーを2秒に設定。フラッシュはOFFに(人物を入れた記念撮影ならON)。
- 夜の撮影場所は、眼鏡橋の手前に架かる袋橋がベスト。カメラを橋上の欄干(手すり)に据えて固定しましょう。
- 水面が穏やかな時は、ベストショットが狙えます。一時待っていれば、くっきりとメガネのかたちとなる瞬間が訪れます。その一瞬を逃さずにシャッターを切りましょう。
- シャッターボタンはゆっくりと押してください。そしてシャッターが開いている間、カメラに振動を与えないよう心掛けてください。
- 夜景撮影は大変ブレやすいので、同じ構図で最低2枚は撮っておきましょう。
中島川遊歩道をぶらりお散歩
中島川沿いと川岸には、遊歩道が整備されています。ライトアップされる石橋群&ハートストーンを眺めながら、優雅に散策しましょう。
川岸に降りる際は滑らないようご注意を!ハイヒールはムッリーです。
飛石もあります。お子様の大喜び&大はしゃぎPOINT。
魚市橋(眼鏡橋のすぐ上流の橋)側の飛石だと、水面を覗けば、錦鯉が「餌クレーーーッ」ってワラワラ寄ってきます。本当に餌をあげると、それを狙った鳩の群れがバサバサ急降下してきて、一帯は阿鼻叫喚なワンナイトカーニバルとなっちゃう。アフォーー!
所々にベンチが設置。またTOILETは清潔。
眼鏡橋そばに立っているこのお坊さんの名は、「黙子如定禅師(もくすにょじょうぜんし)」。後ほど登場する唐寺・興福寺の第2代住職で、江戸時代初頭の寛永9年(1632)に中国より渡来。
眼鏡橋を架橋したことで有名。なんだけど、記録が残っていないため詳細は不明。
♡ 眼鏡橋そばのハートストーン
眼鏡橋周辺には、魚市橋(眼鏡橋のすぐ上流にあるコンクリート製の橋)の南脇から降りた川岸に、「ハートストーン」が3カ所あり。
そのうち、「I♡(アイラブ)ユー・ハートストーン」が、夜には断然見つけやすいです。
ライトアップされる中島川石橋群
ライトアップされる石橋群を、遊歩道に沿って眺めることができます。
袋橋
眼鏡橋のすぐ下流に架かる石造りアーチ橋。架橋年、設計者不明。故山口祐造氏の推測では、慶安~明暦年間(1648~1657年)[1]山口 祐造、『九州の石橋をたずねて(前編) 』、昭和堂印刷出版事業部、1975年、133頁 。ネットで判を押したように書かれている、眼鏡橋に次いで古いかもネーという説の元ネタ。
過去4度の大洪水でも流失することなく耐えきった古強者。中島川では希少となったガチ石橋。つい近年まで車が通ってた(無茶しやがって…)。長崎市指定有形文化財。
東新橋
1673年(寛永13年)架設。設計者不明。発起人は、山口祐造氏の推測では中国人。1678年、1975~76年、1982年の洪水で、3度流失。
「昭和の石橋(石橋ぽいけど、鉄筋コンクリート造)」として、1986年に不死鳥のごとく復活!したのだが、洪水対策のため、初代タイガーマスクのジャーマンスープレックスのようなクソ高い弧を描いている。
芋原橋(すすきわらばし)
1981年(延宝9年)架橋。設計者不明。発起人は、山口祐造氏の推測では中国人。1721年、1795~96年、1982年の洪水で3度流失。長崎大水害後の1981年に、鉄筋コンクリート製として復活を果たす。
車の交通量がずば抜けて多い。あと橋の手前が一時停止となっており、ポリポリがよく潜んでいる。
一覧橋
1657年(明暦3年)架橋。中国人・高一覧によって架けられた。この橋も1975~96年、1982年に流出している。
すぐ傍に福沢諭吉ゆかりの光永寺がある。ライトアップされる石橋群のなかでは、最も上流にある橋。この橋だけディスコのように、派手派手にライトアップ。理由は知りまへん。
ライトアップされる興福寺の山門
「一覧橋」から徒歩5分の「唐寺・興福寺の山門(1690年(元禄3)建立)」がライトアップされています。お寺好きの方は訪れてみてはいかが?(※夜間での入堂不可)。
本稿で紹介した名所の場所
続き番号順に巡ってください。
交通アクセス
駐車場
コスパ&利便性から一番のオススメは「牛島パーキング」です。
(※ただし車高で155cm、車幅で185cmの制限有り。営業時間は、日・祝日:22:00/平日:23:00まで)。眼鏡橋の消灯時間は22時です!
収容台数56台 長崎県長崎市栄町3-10
[営業時間] 7:15~23:00(日・祝日:8:00~22:00) [平日料金] 7:15~23:00 ⇒ 30分/100円 (※最大900円で打ち止め) (※最大600円で打ち止め)
「駐車場」から「眼鏡橋」の徒歩ルート (まで150メートル、徒歩2分)
牛島パーキング
リアルタイム満車/空車情報
『牛島パーキングに入庫できない方向け。眼鏡橋まで徒歩5分以内、60分/200円未満の駐車場』(収容台数10台以上) | |
「ビバパーク古川町 収容台数10台 (長崎市古川町3) 地図上の位置 | 8:00~20:00 ⇒ 30分/100円 20:00~翌8:00 ⇒ 60分/100円(最大600円) |
「パークステーション川端通り」 収容台数14台 (長崎市万屋町2) 地図上の位置 | 9:00~21:00 ⇒ 30分/100円 21:00~翌9:00 ⇒ 90分/100円 |
路面電車
最寄りの電停:「めがね橋電停」 (150メートル、徒歩2分)「JR長崎駅電停」⇒「めがね橋電停」までの乗り方「長崎駅前」電停より「(系統3)蛍茶屋行」に乗車~「市民会館」電停で降車(350メートル、徒歩5分)
基本情報
眼鏡橋の所在地 | 長崎市魚の町と諏訪町の間 |
ライトアップ期間/時間帯 | 無休 / 日没~夜10:00 |
見物所要時間 | 眼鏡橋のみだと10分、石橋群巡りだと20分 |
問合せ | 長崎市文化財課: 095-829-1193 |
眼鏡橋のライトアップ。その最高峰は「ランタンフェスティバル!」
眼鏡橋のライトアップ。そのベストofベストは何といっても冬の風物詩「ランタンフェスティバル」。とびきりの写真でガイドしましたッ!
以上でお終いです。ではでは~
長崎のライトアップSPOT全網羅!【ALL15選】
「グラバー園」・「眼鏡橋」・「出島」・「平和公園」etc。知ってました?長崎の観光名所のほとんどが夜間ライトアップされ、光のカーテンに包まれることを。その「見どころ」をズバッとまとめました!【 画像をクリック!】
【参考文献】
• 山口 祐造、『九州の石橋をたずねて(前編) 』、昭和堂印刷出版事業部、1975年
• 山口 祐造、『石橋は生きている』、葦書房 、1992年
ただし、
参考URLなしの無断転載
SNS、YouTubeへの転載
画像の直リンク、リンクにrel=”nofollow”を記載
商用ポスターへの無断使用
(商用でなければ、相談に応じさせていただきます。)
以上は固くお断ります。
悪質な無断転載については、断固とした法的措置をとらさせていただきます。
(掲載している写真は全て筆者撮影です。特に表記がない限り、写真などの著作権は筆者に帰属します。)
長崎ブログーッ! | ||
| 長崎県の観光・お出かけ・グルメ情報を発信する個人ブロガー【月間30万PV達成】。モットーは「行く・撮る・食べる」。 | |
〈主な経歴〉 ■Yahoo! JAPANクリエイターズ トレンド/カルチャー部門 長崎市ライター【コンテンツ一覧】(1記事最高PV13,041 / 平均PV4,443[2022年12月5日時点]) ■長崎ケーブルメディア「なんでんカフェ」で、長崎ランタンフェスティバルの達人として出演(2020年2月3日放送)。 ■「ながさきプレス」2022年12月号のインフルエンサー特集で紹介される。 ■各種公的機関などに画像を提供。 ( ゚∀゚)o彡フォローォ!Follow @RnIl0GmXaS4l1dP |
脚注・出典
↑ 1. | 山口 祐造、『九州の石橋をたずねて(前編) 』、昭和堂印刷出版事業部、1975年、133頁 |