祈念坂の夜景【NAGASAKI風情に彩られたレアポイント】

祈念坂と長崎の夜景(長崎市南山手町と相生町の間)

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天主堂からの路地、石畳の坂。そして夜景のフルコンボ

長崎の夜景スポットの代表といえば、「稲佐山」「鍋冠山」の名が挙がります。では、「最もNAGASAKIを感じられる夜景スポットといえば?」という問いになら、筆者は「祈念坂」!と即答します。

ただの路地なので、専用の展望所はおろか、ベンチもTOILETもなし。万人受けではない、いぶし銀な夜景かもしれない。しかし祈念坂しかない魅力が歴然とあるんダ!

NAGASAKIをイメージするものが、一堂に会す場所

「長崎らしさ」を感じるアイテム「カトリック教会(大浦天主堂)」、「石畳の坂」、「夜景」のすべてが一つの風景として成立するのはココ「祈念坂」だけ。つまりオンリーワンな長崎の夜景なのだ。派手さこそ欠けるものの、風情を感じる夜景ではピカ一の名所と断言します。

ちなみにアイテムはもう一つあります。それは祈念坂東手にある「墓地」

平地の少ない長崎では、山の斜面に住宅地と墓地とが渾然一体に密集しており、墓地を通る生活道は何ら珍しくありません。地元住民も全く意に介さず通ります。

そもそもお盆になると、墓地で花火を打ち上げ、爆竹を鳴らしまくるという奇抜な…、あっいや違う、個性的な風習をもつ長崎人には、夜の墓地を怖がるという感覚は一ミクロンも持ち合わせていません。

う・ん・ち・く[1]ちなみに、筆者は長崎人といっても、中心部から5キロ離れた浦上で産声をあげた隠れキリシタンの末裔のカトリック(敬虔にはほど遠いけど)
長崎のカトリックには、お盆に花火を打ち上げるという風習は一般的ではありません。そもそもキリスト教だからお盆は関係ないのではと、疑問をもつ方がいらっしゃるかも。しかし故人が帰ってくるというとても便利な有難い行事ですので、長崎のカトリックにもお盆の風習は、キリスト教風に形を替えて定着しています。
なお「精霊船」を流す家は少数ですが、皆無ではなし。2016年には、カトリック信徒による中町教会をかたどった精霊船が流され話題を呼びました。

リピーターの観光客には、おススメです

 
夜の祈念坂

観光客、特に遠方から来崎された方には、稲佐山鍋冠山の夜景をオススメします。ここには、日中に、大浦天主堂かグラバー園を訪れた後に訪れてください。

ただし、長崎の観光のリピーターであれば、時間が許せば是非来てくださいませ。まだ未訪の長崎市住民も是非どうぞ。

夕刻の祈念坂(長崎市南山手町)、大浦天主堂の路地裏にある石畳の坂

ここには、石畳や石標柱など、明治初頭に造成されたものがそのまま保存されており、居留地時代の面影を色濃く残しています(グラバー園の石畳のほとんどは、観光地向けとして昭和に造成されたものです)。

また、夕刻6:00になると、大浦天主堂と妙行寺との時をつげる鐘の音色が、宗教の壁を超えて周囲に広がります。

以上、とびっきりのNAGASAKIらしさに富む夜景を、ここ「祈念坂」で体感ください。

交通アクセス

グラバースカイロード経由のルート

登坂を省略したい方は、このルートを選択ください。なお、大浦天主堂は毎夜10:00までライトアップされますので、正面前広場からの見物をお見逃しなく!※周囲の夜景スポットの位置も網羅!

大浦天主堂前広場からのルート

グラバー園⇒大浦天主堂⇒祈念坂のコースとして利用してください。300メートル程の登坂あり。※周囲の夜景スポットの位置も網羅!

夜景スポットとしての通信簿

所在地
長崎市南山手町5
美しさ
 
交通アクセス

自動車利用  

• 専用駐車場なし

路面電車利用 

• グラバースカイロード経由:

路面電車、5号系統「蛍茶屋~石橋」行きに乗り、「石橋電停」で降りる。石橋電停から徒歩3分後、斜行エレベーターを利用する。5階で降りてから250メートル、5分で到着。

• 大浦天主堂前広場経由:

路面電車、5号系統「蛍茶屋~石橋」行きに乗り、「大浦天主堂電停」で降りる。大浦天主堂電停から450メートル、10分で到着。ほぼ登り坂。

電停からのルート

•「長崎駅前」電停経由の場合の注意点 [2]「(系統1)正覚寺下行」に乗車~「築町電停」で降車。
 ※降車前に運転手に「乗換券を下さい」と告げ、石橋行が無料となる券をもらうこと。~「築町電停」から「(系統5)石橋行」に乗車~「石橋電停」で下車

施設について

• 斜行エレベーター(グラバースカイロード)運行時間:6:00~23:30

施設の充実度・雰囲気  

単なる路地なので、ベンチ、TOILETなどは一切なし

(夜間利用可能な最寄りのTOILET: 斜行エレベーター1階)

※周囲は民家なので静かに観賞してください。

備考
• 懐中電灯不要
日没時間
長崎の日没時間

※日没後から20~40分後が空がブルーモーメントに染まるもっとも美しい時間帯です。

遠藤周作が愛した祈念坂。そのすべてをまとめた専門記事です。

「祈念坂」~大浦天主堂路地裏の【名画のような風景】
大浦天主堂の路地裏には、遠藤周作がこよなく愛した石畳の「祈念坂」があります。「天主堂」、「石畳の坂」、「長崎港」が一枚の写真に納まる絶景が一望できるレアスポットです。

最新の情報とは異なる可能性があります。

必ず事前に、取材先の公式サイトなどで確認をとってください。

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 SNS、YouTubeへの転載

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(商用でなければ、相談に応じさせていただきます。)

以上は固くお断ります

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(掲載している写真は全て筆者撮影です。特に表記がない限り、写真などの著作権は筆者に帰属します。)

この記事を書いた人

長崎ブログーッ!

 

長崎県の観光・お出かけ・グルメ情報を発信する個人ブロガー【月間30万PV達成】。モットーは「行く・撮る・食べる」。

〈主な経歴〉

■Yahoo! JAPANクリエイターズ トレンド/カルチャー部門 長崎市ライター【コンテンツ一覧】(1記事最高PV13,041 / 平均PV4,443[2022年12月5日時点])

■長崎ケーブルメディア「なんでんカフェ」で、長崎ランタンフェスティバルの達人として出演(2020年2月3日放送)。

■「ながさきプレス」2022年12月号のインフルエンサー特集で紹介される。

■各種公的機関などに画像を提供。

( ゚∀゚)o彡フォローォ!

脚注・出典

↑ 1. ちなみに、筆者は長崎人といっても、中心部から5キロ離れた浦上で産声をあげた隠れキリシタンの末裔のカトリック(敬虔にはほど遠いけど)
長崎のカトリックには、お盆に花火を打ち上げるという風習は一般的ではありません。そもそもキリスト教だからお盆は関係ないのではと、疑問をもつ方がいらっしゃるかも。しかし故人が帰ってくるというとても便利な有難い行事ですので、長崎のカトリックにもお盆の風習は、キリスト教風に形を替えて定着しています。
なお「精霊船」を流す家は少数ですが、皆無ではなし。2016年には、カトリック信徒による中町教会をかたどった精霊船が流され話題を呼びました。
↑ 2. 「(系統1)正覚寺下行」に乗車~「築町電停」で降車。
 ※降車前に運転手に「乗換券を下さい」と告げ、石橋行が無料となる券をもらうこと。~「築町電停」から「(系統5)石橋行」に乗車~「石橋電停」で下車
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