浦上教会の夜間見学 チェックPOINT
- 浦上天主堂はは毎夜、日没から夜10:00までライトアップされます。
- 教会に見学者用の駐車場はありません。周辺の時間貸し駐車場をご利用ください(後述)。
- TOILETは、天主堂公園のものを使用してください。 場所はココ
- 浦上天主堂は、カトリック信者にとっての神の家、祈りの場です。閑静をみだす行為は厳につつしみ、見学マナーをお守りください。
浦上天主堂の歴史をサラッと紹介
旧浦上天主堂【原爆で倒壊】
「平和公園内にある浦上天主堂遺壁」 |
江戸時代より隠れ(潜伏)キリシタンの一大集落地だった浦上村。
1865年(元治2年)、創建された大浦天主堂で、とあるキリシタンが秘めたキリスト教信仰をプチジャン神父に告白し、世界中に感動をもって受け止められた「信徒発見」が起こります。この信仰を告白したキリシタンとは、イサベリナ杉本ゆりを始めとする浦上信徒の15名の代表団でした。
幕末から明治初頭に起こった浦上キリシタンの総配流事件「浦上四番崩れ」を662名の尊い犠牲のうえで耐えきった浦上信徒は、東洋一の教会堂を創建したようと、1895年(明治28年) より旧浦上天主堂建設に着手します。そして1925年(大正14年)に、30年もの年月をかけて双塔の煉瓦造り大聖堂「旧浦上天主堂」を完成させました[1]双塔の工事を請け負ったのは、数々の名教会を設計・施工した名工・鉄川与助です。 。
しかしわずか20年後の1945年8月9日、500メートル離れた地点に投下された原爆の直撃を浴びて、一部の堂壁を残して灰燼に帰します。
平和公園内の原爆落下中心碑に隣接する「旧浦上天主堂の遺壁」は、この残された聖堂の南側の一部で、1958年に移築されたものです。
(現)浦上天主堂【司教座聖堂】
現在の天主堂は、旧天主堂と同じ敷地に1959年、鉄川与助の嫡子与八郎の施工によって再建された双塔形式の鉄筋コンクリート造教会です。
1962年(昭和37)、長崎大司教区の中核となる司教座聖堂(カテドラル)となり、その重鎮を担うことになります。1981年には、教皇ヨハネ・パウロ2世の司式による叙階ミサがおこなわれるという栄誉にたまわります。激しい粉雪が舞うなかで行われた荘厳なミサは、現在でも長崎信徒の語り草となっています。
被爆遺構の見学
17:00以降は「教会内にある被爆マリア像」&「信徒会館内の被爆物」は、見学できません。
しかし敷地内にある被爆聖像群は見ることができます。頭部を無残に失った聖像を眺めると、原爆の恐ろしさを肌で感じるとともに平和希求の想いを新たにすることでしょう。
駐車場について
既述のように見学者用駐車場はありませんので、周辺の有料駐車場を利用してください。
最寄り駐車場(徒歩0分) | |
「Top24パーキング浦上天主堂前」 収容台数3台 (長崎市平和町8) 地図上の位置 | • 8:00~20:00 ⇒ 100円/30分 • 20:00~翌8:00 ⇒ 100円/60分 |
その他、徒歩10分以内の周辺駐車場 | |
「長崎平和町コインパーキング」 収容台数8台 (長崎市平和町10) 地図上の位置 | 一律 30分/100円 21:00~翌9:00 ⇒ 最大400円 |
「平和町駐車場」 収容台数約30台 (長崎市平和町4-11) 地図上の位置 | • 8:00~19:00 ⇒ 30分/100円 • 19:00~翌8:00 ⇒ 60分/50円 |
ライトアップされる浦上天主堂 まとめ
クリスマスイルミネーションでドレスアップされた天主堂 |
基本情報
公式サイト | 浦上天主堂 |
所在地 | 〒852-8112 長崎県長崎市本尾町1-79 |
料金 | 無料(※献金箱に寄付をお願いします。) |
ライトアップされる期間/時間帯 | 無休/日没~22:00 |
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脚注・出典
↑ 1. | 双塔の工事を請け負ったのは、数々の名教会を設計・施工した名工・鉄川与助です。 |